オーダー木の家

木の特性を活かした家づくり

よく、家を建てるときに「オーダー」という言葉を使いますが、もともとは「注文・命令」といった意味合いで、「特別注文」という意味もあります。その反対語は「既製品」といった意味合いになります。メーカーの〇〇タイプ・××タイプといった数種類のタイプから選ぶ、あるいはそのタイプに少し変化をつける――。こうしたかたちの注文が、一般的になってきたように思います。
敷地の大きさや道路との関係、方角、家族構成は一つとして同じものはありません。
その中で、その人の暮らし方に合った“希望する形”を提案していくことこそ、本当に過ごしやすい家づくりではないでしょうか。
人間も自然界の一部です。
木や土を多用した家こそ、健康的で心地よい住まいだと私たちは考えています。
それが、私たちの考える「オーダー木の家」です。家は木でつくらないと!

木製サッシ

再び、木の窓という選択

アルミサッシが普及し50年ほどになります。以前は、木製で建具屋さんが外部建具としてつくっていました。
外部建具は時とともに隙間ができ気密性は全くといっていいほどありませんでした。そのため時代は外部建具の改良を試みず、サッシに置きかわっていきました。現代ではアルミサッシがごく普通の仕様となったわけです。
しかし、外部建具も雨風にも強い国産の杉赤み材の目の通った材を使うことによって、素材自身の経年労化はアルミにひけをとらず、時とともに風合いは増してきます。網戸も雨戸も自由なサイズで作ることができ、気密に関しても行き届いた制作の工夫をもって対応させていただくことで工業製品にはない満足をお届けできることと思います。

木のオーダー建具

室内の風景をつくりだす木製建具

工業製品のドアや板戸の材料は何でできているかご存知ですか?合板をプレスしたもの、段ボールのようなものを
圧縮したもの等の表面を塩ビシートで張っていたり、高度な塗装の技術で表面の加工がされていたりします。このような間仕切りの建具が増えていったのもここ30年たらずです。
オーダー建具は木の家の感性を高める効果があります。決してシステム化された建具ではつくりだすことのできない風景がそこにあるはずです。
地域の建具職人たちが「ほんまもん」の無垢の木でつくった呼吸する建具を設えてみませんか。

古材活用

時を重ねた木の素材を活かす

かつての民家は現在、古民家として捉えられています。その古民家も新築と同時に解体され処分されています。古材といっても、先人の手の跡が残る力強くて黒くなった丸太染や大黒柱のみでなく、竹・建具・家具などといった先人が大切に使ってきたものもどれも価値のあるものです。
手加工されなくなった家づくりでは、「そんな汚いもの。そんなゆがんだもの。古材なんてもってのほか!」が現代の大工職人の発する言葉です。
古材の価値をわかりあい、使っていくことが職人の技術に息を吹き込むことにもつながります。二つとして同じものがない材料を使ってみてはいかがでしょうか?

みんなの物置

セルフビルドで、自分の小屋を

『みんなの物置』は地域の材料、特に間引きされてほとんど使われないままの木材を、何かに活用できないもの か?との思いで開発したものです。 10m未満なら、建築確認の申請が不要(更地では別)なため、それを超えないサイズで、いろんな使い方ができる小さな小屋です。この物置は大工が加工した部材をお客様がセルフビルドで組み立てるのが基本です。 家族の物入れ、小さなカフェ、自動販売機の上屋、防災キャビン等使い方は自由自在。 皆さんが少し間引き材に興味を持ち、大切な山のことを思っていただいたのなら、スチールの物置ではなく『みんなの物置』を選んでください。それだけ価値のあるものなのです。

木製オーダーキッチン

暮らしの真ん中に、木の手ざわりを

現代の家づくりは、座敷・応接間から居間・台所・食堂へとお客さん中心から家族中心に変わりました。それに伴い、システムキッチンは家づくりに必須となってきました。きれいで使い勝手の良いキッチンは気持ちのいいものです。奥さんの主要な空間にはシステムキッチンが組み込まれ、食器棚や家電コーナーもシステム化されています。
これも工業製品でできていてキッチンや収納の中も化学物質で充満していることをご存知ですか。
そこで桧や杉、広葉樹を材とした手づくりのシステムキッチンをお勧めします。「手づくりだから高額!」というのはイメージにすぎません。あなたに合ったサイズ・デザイン・仕様でつくられた、シックハウスの心配がない風格あるシステムキッチンで、他とは全く違った空間をつくりませんか。

木製オーダー家具

木のぬくもりを普段づかいに

家を建て、入居するまでにお施主さんは家電、備品、調度品…・・といった商品を買い求めます。さて、既製品ではその家に似合った家族に使い勝手のいいものを手元に置くことができるでしょうか。専門の職人さんに注文するとそれこそ高額になってしまいます。
そこで、杉、桧を多用したリーズナブルな、普段使いのできる家具はいかがですか。靴箱、クローゼット、本箱といった身近な家具を、使いやすくつくることができます。
また『ほんまもんの木』でつくる家具は、家の感性に溶け込み素敵な空間ができあがります。